2008-01-24

太宰治

 太宰ごときにこんな心動かされると思ってなかったなあ。だって王道じゃないですか。本読み人としては失格じゃないですか。笑。

 呆然としてしまいました。「そうして私は沈黙する」。サイトの題名にでも使いたくなる言葉です。その断絶の深さに、2人の間に厳然とある溝に、それは決して埋めることはできないという事実に目まいがしました。私にはあなたの流す鮮血が見えるようだ。

 そんなわけで今『きりぎりす』を読んでいます。「畜犬談」が好き。その樫の木に黄金の細き鎖のむすばれて(黄金風景)、とかひそひそ聞こえる。なんだか聞こえる(鷗)とか懐かしい。

 本屋で新潮文庫の『走れメロス』を見てみると、どうやらこれも既読のようです。意外にたくさん読んでる太宰治です。
 太宰は姉が愛している作家です。(姉の夢は桜桃忌に参加することと太宰の生家を訪ねること←こちらは2年くらい前に実現させたようです)姉は小6の時はまりだしました。ので、3つ下の私も小学生時代太宰を読んでいるはずです。正確には覚えていないのですが姉にすすめられて『お伽草子』か『きりぎりす』あたりを読んでいる。短編集なのでどれか読めそうなものを。「おしゃれ童子」が好きだったのを思い出しました。