私信
もう、とうとうという感じで『ねじまき鳥クロニクル』を読み返しはじめました。かれこれこの作品を読むのは10回目くらいになります。
ここ数ヶ月春樹さんの本を色々読み返しています。旅行記に始まりアンダーグラウンド、約束された場所で等のノンフィクション系、東京奇譚集、神の子どもたちはみな踊る、スプートニクの恋人、それから海辺のカフカ。
そして『ねじまき鳥』です。昨日と今日とで第1部と第2部を読み終えました。
10回目にして初めて分かったこと。なんで春樹さんがこの作品と『国境の南、太陽の西』が2つで一つ(のようなもの)と言っているのか。10回も読まないと分からないんなら(その程度の理解力しかないんなら)読書なんてやめちまえ、とも思わなくもないですが、まあそれはおいといて。
私はこれまでずっと、『ねじまき鳥』という本をオカダトオルの視点からしか見てなかったんですね。だから国境のハジメ君との共通点が分からなかったんです。でもこの話の主役はクミコさんでもあるのですね。少なくとも2部まではオカダトオルは主体的には動いてませんし、第2部までだけ見るとクミコが主役の話なんだと思ったほうが、いろんな事がすっきりします。
(もちろん第3部からのオカダトオルさんの能動的な動き(それはバットを振るってでも妻を取り戻したいという強い意志として現れる)がこの作品において一番感動するところだと思いますが)
そうか、そうだよなあ、夫婦の話ってつまるところアニマ/アニムスの話であるものなあ。二人は一人なんだあ。
気付くの遅っ、とかいわず。こうして何回読んでも新しい発見がある本にめぐり会えたなんて幸せなことじゃないですか。まあ単に読解力が乏しいということかもしれませんが。笑。
今日は当然仕事だったわけですが、久々に朝起きられなくて、上司にメールを入れて休ませてもらいました。6月7月はそのようにして月のうち半分くらいを休んだり遅刻したり、出勤したものの居られなくなって帰らせてもらったり、そんな感じで仕事を続けていました。普通の会社だったら許されないことで、今理解ある人々に助けられて、まがりなりにも仕事を続けられていることに感謝しています。本当に。
8月は大分落ち着いて、遅刻早退欠勤ナシで、これまで免除してもらっていたいろんな細かい仕事(例えば送迎車の運転とか)もぼつぼつやり始めてて、このままうまくいくかに思えたのですけどね。そんなに甘かないですね。
さっきメールがありまして、上司の理解ある寛大な処置に涙、でした。明日は頑張って、這ってでも仕事行きます。
では。
